アプリのインストール時に、デスクトップにショートカットアイコンを作成する方法を解説します。
これはコードによる動的な作成ではなく、インストーラー(Bundle)の設定によって行います。
前提条件
Permissions (権限) の設定
src-tauri/capabilities/default.json に以下の権限を追加します。
{
"permissions": [
...,
"os-info:default"
]
}
解説
src-tauri/tauri.conf.json (または tauri.conf.json5/toml) の bundle セクションで設定します。
ターゲットとするプラットフォーム(Windows, Linux, macOS)ごとに設定が異なります。
※ macOS では通常、ユーザーが手動で Dock に追加するため、デスクトップショートカットの概念は Windows/Linux と異なります。
設定方法
ビルド設定(tauri.conf.json)を編集します。
{
"bundle": {
"active": true,
"targets": "all",
"icon": [
"icons/32x32.png",
"icons/128x128.png",
"icons/128x128@2x.png",
"icons/icon.icns",
"icons/icon.ico"
],
"windows": {
"wix": {
"language": ["en-US", "ja-JP"]
},
"nsis": {
"installMode": "currentUser",
"createDesktopShortcut": true,
"createStartMenuShortcut": true
}
},
"linux": {
"deb": {
"depends": []
},
"appimage": {
"bundleMedia": true
}
}
}
}
Windows (NSIS)
Windows の主なインストーラー形式である NSIS では、createDesktopShortcut オプションを true に設定するだけです。
デフォルトで true の場合もありますが、明示的に記述することで制御できます。
"createDesktopShortcut": true: インストール時にデスクトップにショートカットを作成するかどうかをユーザーに尋ねるチェックボックスを表示(または強制作成)します。
Linux
Linux の .deb パッケージなどでは、インストール時に /usr/share/applications/ に .desktop ファイルが配置され、アプリ一覧には表示されますが、デスクトップ画面へのショートカット配置は通常ユーザーの操作に委ねられます(ディストリビューションのポリシーによる)。
注意点
アプリの初回起動時や実行中にプログラムから動的にショートカットを作成したい場合は、Rust でファイルシステム操作や Windows API (mslink クレートなど) を使用する必要がありますが、ウイルス対策ソフトに誤検知されるリスクがあるため、インストーラーによる作成が推奨されます。